労働時間が1時間減る意義&給料が5万円上がる意義

最近、転職を考えており、自分のQOL(Quality of Life)の向上について考えることが多いので、基本的なところをまとめておこうと思います。

QOLを考えるにあたって労働時間、給料は非常に重要です。

労働時間の1時間の差、給料5万円の差は、個人的にはかなり大きいです。その理由を説明します。

労働時間の1時間の差

例えば労働時間が10時間だとすると、1時間長いと11時間、1時間短いと9時間となります。労働時間としては1割の差にしかなりません。
しかし、自由時間ではどうでしょうか?

毎日の睡眠時間が7時間30分、通勤の往復が1時間、
朝の準備が30分、夜のご飯の準備・食事・片づけの時間が1時間、お風呂・ドライヤー・歯磨きの時間が30分、1日の家事の時間が30分だとしたら、これらの合計が11時間です。
*子供がいたら子供の世話にさらに何時間も取られるかもしれません。

ということで、生活に必要な時間が11時間発生します。そうすると、10時間労働だと、残り時間、すなわち自由時間が3時間、11時間労働だと2時間、9時間労働だと4時間になるわけです。よって自由時間は10時間を基準とすると簡単に3割変わります。生活に必要な時間や基準の労働時間によっては、簡単に倍程になるわけです。そのため、1日労働時間が1時間減るのは、QOL的にかなり有意義であると言えます。

給料5万円の差

給料についても同様な発想になります。

例えば手取りの月の給料が25万円だとして、5万円多いと30万円、5万円少ないと20万円となります。5万円は2割の差に相当します。
しかし、自由に使えるお金はどうでしょうか?

毎月の家賃が8万円、食費が6万円、電気・ガス・水道・NHK・スマホ・ネット代が3万円、美容院代が1万円、雑貨費が5千円、交通費5千円、だとしたら、これらの合計が19万円です。
*病院代、交際費などもかかるかもしれません。

ということで、生活に必要なお金が19万円発生します。家族がいるとさらにお金がかかるでしょう。給料が25万円だと、残りのお金、すなわち自由に使えるお金が6万円、給料が30万円だと11万円給料が20万円だと1万円になるわけです。

そのため、給料が5万円増えるのは、QOL的にかなり有意義であると言えます。
ただし、当然、手取りの基準が50万円で生活費お金が19万円だとしたら、そもそもの自由なお金が31万円なので、手取りが5万円増えても影響は小さくなります。

ということで、1日1時間減、給料5万円UPとなるならば、QOLは向上するので転職等検討しても良いと思いますが、
通勤時間が長くなったり、家賃が上がったり、交通費が上がったりしては本末転倒なので、そこは注意する必要があります。また、そもそも仕事のストレスが増えたりすることについては、リスクがあり、転職する前はそれを完全には把握しきれない点が非常に悩ましいです。

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