大人になって気付いたこと②:皆と仲良くする必要はない

大人になって気付いたことを書いています。

小さいころに、「皆と仲良くしないとダメだよ」とかけっこう言われた記憶があります。他の人もそうなのではないかと思います。
私の場合、その言葉を真に受けて、割と皆と仲良くしようと頑張っていた気がしますが、今思うと、全然皆と仲良くする必要は無かったと思います。

もちろん、誰かをいじめたりするのはダメだと思いますが、皆が皆、自分に合うとは限りません。性格が自己中過ぎる人、人や動物に暴力的な人、嘘を付いたり、物を盗る人、陰口を言う人、絡み方が面倒な人、単純に性格が全然合わない人などなど。わざわざ仲良くする必要などありません。最低限の社会的な応答だけすればOKなはずです。

真面目な人は「皆と仲良くしないとダメだよ」という言葉を真に受けて、損をしてしまいますし、無駄にストレスを抱えてしまいます。

私も中学まではけっこうストレスを感じていました。
高校、大学と過ごす内に、そのことを別に面倒な人とは関わらなければ良い、と思えるようになり、ストレスは大分減りました。

高校では
①学力で近いレベルの人が集まる点

でもマシだったと思います。価値観がけっこう近づいたように思います。

大学になると①に加え、
②集団で何かをすることが減る点
③授業が割と自由に選べる点

で、さらに改善すると思います。

ちなみに、大学でゼミや研究室、就職した後については、面倒な人とも接触が避けられないケースがしばしば発生するので、そこは非常に悩ましいです。

心理学的に「好意の報復性」「嫌悪の報復性」というのがあり、嫌悪感をもって行動するとどんどん、関係が悪化するので、とりあえずはなるべくフラットな感情で接するように心掛けた方が良いようには思います。自分を騙して好意的に接することができるなら、疲れない範囲でそのように行動するのも良いとは思います。どうしてもしんどければ、病む前に転職するのが良いと思います。幸い今は転職が売り手市場ですし。

<好意の報復性>
「好意の報復性」とは、誰かから受けた好意や親切に対して、同じように好意を返したいという心理的な傾向を指します。これは「返報性の原理」とも関連が深い概念です。

<嫌悪の報復性>
「嫌悪の報復性」とは、誰かから嫌なことや攻撃を受けた際に、それに対して嫌悪や攻撃的な反応を返す心理的な傾向を指します。

    ということで「皆と仲良くする」スキルは、あれば好ましいことがあるかもしれませんが、それが正義、正しいことだと教えるのは良くないと個人的には思いますので、子供には言わないようにしたいと思います。「弱い者いじめをしちゃダメだよ」、「話しかけられたら返事はしよう」くらいがちょうど良いと考えています。

    「皆と仲良くする」使命にかられて疲れている人は、一旦そこから離れたら良いと思います。

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